徒然なる・・・

たわいのない日常雑記やらネタの下書き
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# 「毒吐姫と星の石」
数年前に、電撃小説大賞を受賞した「ミミズクと夜の王」という作品を読みました。
荒い文体ながら、まっすぐに純粋な少女の想いがとても痛く胸にのしかかってきたことを、今でも覚えています。
本の趣味合う人たちに、勧めまくろうとしたことも覚えています。
(その迷惑をこうむった義妹君とFさん、本当にごめんなさい)

その後、作者自らが「人喰い三部作」と呼ぶ、歪な愛情を描いた話が出ましたし、メディアワークスからは「人喰い三部作」と毛色の違う「ロスト・ガーデン」なる作品が出たようですが。
(「ロスト・ガーデン」は未読です。何か苦手な分野そうだったので)

まさか、そんな今更になって、「ミミズクと夜の王」の続編が出るとは思いもしませんでした。

「ミミズクと夜の王」は、ライトノベルには珍しい、萌え絵ではない童話のような表紙と、挿絵がまったくない作りになっています。
「人喰い三部作」が全てそうであったら良かったのですが、残念な事に、後の二作は萌え絵ではないけれど、カバーイラストが違う人の手によるもので。
そして挿絵が入ってしまい、それはそれで読みやすく心打つものがありましたが、やはり、童話のような表紙絵を好んでいた私には、少し残念な思いがあったのです。

「ミミズクと夜の王」の完全なる続編「毒吐姫と星の石」は、表紙絵も「ミミズクと夜の王」と同じ人。
そして、挿絵が全くないことと。
舞台が同じ国であったこと。
登場人物が「ミミズクと夜の王」と重なること。
主人公の毒吐姫が、痛々しいほどに純粋だったこと。

「ミミズクと夜の王」では、文体の荒さ故に際立ったミミズクの不器用でひさむきな姿が、「毒吐姫と星の石」において、書きなれた感を漂わせつつ、罵詈雑言に隠れた毒吐姫・エルザの、細く、弱弱しく、それでいてまっすぐな姿にすんなりと変わりました。

星の占いにより、運命を左右され、口から出る言葉は罵詈雑言、周囲を呪う毒の言葉だらけの姫君。
罵詈雑言、毒の言葉に隠された愛情に飢える姿。
そんな彼女を、まっすぐに、かつてのミミズクのようにまっすぐに見つめ、支えようとする、異形の手足を持つ王子。

私は、こんな、不器用だけれどまっすぐな人々がいる、少しファンタジックな話が好きなのだ、と再確認できた作品。
| comments(1) | trackbacks(1) |「毒吐姫と星の石」 | category: 本・マンガ感想 |
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| 藍色 | 2013/02/22 4:40 PM |

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